以前の記事で、事故にあったら最初にやることについてお伝えしました。
今回の記事では、事故後に気をつけたいポイントを6つに分けてお伝えします。
事故対応の中で、あとから困ってしまう方をたくさん見てきました。 この記事は、単に「困らないため」だけでなく、少しでも納得のいく事故の解決に向かうために、知っておいてほしい内容をまとめたものです。 ぜひ最後まで目を通していただければと思います。
その場で金銭的な約束をしない
「相手に申し訳ないし、修理代は全部こちらで払いますって言った方がいいのかな……?」
事故直後は、相手に迷惑をかけてしまった気持ちから、その場で何とかしなければと思ってしまうことがあります。
ですが、その時点ではまだお互いの責任割合や保険で対応できる範囲がわかっていません。
その場で「修理代はお支払いします」「こちらですべて対応します」と約束をしてしまうと、
あとから保険会社へ相談したときに困ってしまうことがあります。
相手の方には、
「ご迷惑をおかけしました。保険会社に相談して、改めて対応させていただきます」とシンプルに伝えるのがおすすめです。
修理方法や賠償内容を約束しない
「壊してしまって申し訳ない…新品に交換しますって言った方が誠実かな……?」
相手の物を壊してしまったときは、できるだけきちんと対応したいと思うものです。
ただ、事故直後に「新品に交換します」「代車費用もこちらで負担します」など、具体的な賠償内容まで約束するのは避けましょう。
修理方法や修理範囲、保険でどこまで対応ができるかは、損害の確認や契約内容によって変わることがあります。
保険会社へ相談して進めるようにしましょう。
責任割合(過失割合)をその場で決めない
「私が悪い気がするし、100%こちらが悪いですって言った方がいいのかな?」
事故の直後は、気が動転していて冷静に状況を整理することが難しいものです。
そのため、その場では「自分がすべて悪い」「相手が100%悪い」と決めて話を進めないようにしましょう。
自分では100対0の事故だと思っていても、保険会社に事故報告をしたあとに、お互いに責任のある事故だと言われるケースは多いです。
その場を乗り切るために、相手を怒らせないような発言をしてしまいがちですが、責任割合は事故直後にその場で決めるものではありません。
自分と相手だけで話を進めるのではなく、まずは警察への連絡や保険会社への報告など、事故後に必要な対応を落ち着いて進めていきましょう。
警察を呼ばずに帰らない
「少しこすっただけだし、相手もいいって言ってるから、警察は呼ばなくてもいいかな……?」
たとえば、
「大した事故じゃない」
「相手も警察までは呼ばなくていいと言っている」
「自損事故だから」
このように考えてしまうこともあるかもしれません。 ですが、警察を呼ばないと、あとから事故の状況を客観的に確認できる資料が少なくなってしまいます。
そうすると、あとから事故状況の確認が難しくなり、解決までに時間がかかってしまうこともあります。
手間に感じても、交通事故が起きたときは警察へ連絡しておきましょう。
勝手に修理を進めない
「車が使えないと困るし、とりあえず先に修理してしまってもいいかな……?」
事故で車や物が壊れたとき、早く修理したいと思うのは自然なことです。
ですが、保険を使う可能性がある場合は、修理を進める前に保険会社へ連絡しましょう。
保険会社は、損害の確認をしたうえで保険金の支払いについて判断します。
先に修理をしてしまうと、事故による損害だったのか、どの範囲までが今回の事故によるものなのか、確認が難しくなることがあります。
事故が起きたら、その日のうち、遅くとも翌日には保険会社へ連絡し、修理を進めてよいか確認しておくと安心です。
ドラレコ映像をそのままにしない
「ドラレコがついているし、後で確認すれば大丈夫かな……?」
車にドライブレコーダーがついている場合は、事故後の映像が残っているか早めに確認しましょう。
ドライブレコーダーは、古い映像から順番に上書きされていくものが多いです。
そのまま運転を続けたり、しばらく放置したりしていると、事故の映像が消えてしまうことがあります。
事故後は、安全な場所で、機種に合った方法で映像を保存しておきましょう。
相手がいない自損事故であっても、ドラレコ映像があることで、何にどのように接触したのか確認しやすくなることがあります。
まとめ
事故後は、相手に申し訳ない気持ちや、不安な気持ちでいっぱいになってしまうものです。
ですが、事故直後の時点では、責任割合や保険で対応できる範囲、修理方法など、まだ分からないことがたくさんあります。
その場で約束をしたり、自分たちだけで判断して進めたりせず、まずは警察と保険会社へ連絡し、落ち着いて確認しながら進めていきましょう。
事故後の対応で迷ったときは、「今すぐ決めなければ」と焦らなくて大丈夫です。
あとから困らないためにも、ひとつずつ確認しながら進めていきましょう。
